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ガンダムUC episode4 【重力の井戸の底で】 感想



さて、
連日の忙しい日々を乗り越え、
なんとか無事に週末を迎えることが出来たわけで…。



気分的には
かなり疲弊しているけれど、
それでもせっかくの週末ということで
思い思いにのんびり過ごさせていただいてます!





というわけで、
今回も【ガンダムUC】を見た感想でも書いておくとします!




興味のない方、
ネタバレを嫌う方は
スルーでお願いいたします!





さて、今回は

【episode4 重力の井戸の底で】

を取り上げていこうと思います。





前回までの【episode1~3】は
物語の導入部分のような感じで、
主人公《バナージ》が
状況に流せれたまま、
自分を取り巻く状況が理解できないまま戦ってる部分がありましたが、
ここからそうした状況が一変することになっていきます。




言うなれば
バナージにとって
episode1~3は【起承転結】の【起】【承】の部分で、
このepisode4は【転】の部分になる気が個人的にはしています。





前回の最後で
主人公のバナージは
地球に重力に引きずられる激しい戦闘の中で
自分に方向性を示してくれた人を殺され、激しい怒りに囚われ、暴走。



その結果、
自分に親身に接してくれた【敵側】の恩人を、
自らの手にかけてしまい、
自分がしでかしたことの大きさにショックを受け、
茫然自失の中、地球に落ちていくというシーンで終わりました。





そして、
今回のepisode4では
【袖付き】の偽装貨物船【ガランシェール】の面々と再び行動を共にし、
その面々の抱える想いや過去に触れ、
自分のやらねばならない事、やりたい事を少しずつ理解して成長を遂げる。
そうした回なのです。




そして、
【バナージの成長】以外の注目すべき点は
《バナージ》と先に地上に降りた《リディ》との対比でしょうか?



自らの心に従って行動を始めた《バナージ》と
血や過去の呪縛に囚われることになった《リディ》。



同じ《ラプラスの箱》の真実に連なる血を引き、
episode3ではオードリーを守るために
それぞれの行動を始めた二人の間に、決定的な差が生まれるのも見所の一つです。





あと、
過去作品やMSVに登場したMS同士の戦闘も
忘れちゃいけない見所の一つだというのも付け加えておきます



っていうか、
バイアラン、カッコよすぎです…










では、
【episode4 重力の井戸の底で】のストーリーを
ザックリとまとめてみましょうか!





戦争を止めようとするオードリーを連れ、
一足先に地球に降りたリディは
連邦政府の中心人物の一人である、父《ローナン・マーセナス》を頼るも
願いどおりの助力を得られず、
反対に己の家系が【ラプラスの箱】との間に因業を抱えることを告げられ、
その重い宿命に絶望してしまう。




その一方、
失意の中で地球に落ちたバナージは
同じく、重力に引かれて砂漠に落ちた【袖付き】の偽装貨物船、
【ガランシェール】のクルーと共にあった。




落下の仕方が悪く、
自力での砂漠の脱出が不可能となった【ガランシェール】のために
砂漠を歩いて近くの町まで助けを呼びに行く、
ガランシェールの船長、
【スベロア・ジンネマン】に同行することになったバナージは
彼らの壮絶な過去と抱えた想いを知る。




不器用ながら
バナージを気遣うジンネマンの心に触れ、
次第にバナージは【敵味方】という枠組みを超えた、
自分の【役割】を自覚するようになるのだった。




そんな折、
【ラプラスの箱】への次なる目標地点が
連邦軍の基地である【トリントン】であると知った【袖付き】は
大規模な襲撃作戦を行うが、
作戦中、大型モビルアーマー《シャンブロ》を駆るロニ・ガーベイが
復讐心や恨みなどの負の感情をサイコミュが増幅し、暴走。
作戦とは関係のない都市部での殺戮を始めてしまう。




それを止めるため、
バナージはジンネマンの制止を跳ね除け、
ユニコーンで出撃。




増幅された復讐心から
ロニを救い出そうと必死に説得を続け、
一時は完全に停止したロニだったが、
最後の家族ともいえるヨンム・カークスを連邦に殺され、再び暴走を始めてしまう。




それでも
ロニを救おうとするバナージは
自らの意思でユニコーンを【ガンダム】へと変化させ、
説得を続け、決死の呼びかけによってロニに正気を取り戻させるも、
リディの【デルタプラス】よって【シャンブロ】のコクピットは撃ち貫かれ、ロニは死亡する。




深い悲しみの中で
呆然とするバナージに
リディは銃口を向け、投降を迫る。




そんな時、
上空から深い闇に身を染め上げたような、
もう1機の《ユニコーン》が二人の前に舞い降りるのだった。









大雑把にまとめると
こんな感じだけど、
ぶっちゃけ、
これだと各々の人間関係図が良くわからないと思うけど
そこは各自で既に視聴してるか、
あるいはこれから視聴する事で補完してくださいな





大体のストーリーから分かるように、
この話にて、
完全にバナージとリディの見る方向性が全く変わってしまいます。




まだこの段階では
視聴者には【ラプラスの箱】についての謎は明かされませんが、
この段階でリディは【ラプラスの箱】の真実を知ってしまうわけですよ。
それによって、リディは心に【深い絶望】と【闇を抱える】のですが、
一体、【ラプラスの箱】とは何なのか、それが一層深くなるね。




リディはある意味、
バナージと裏表の関係になってると分かる話ですよ。




亡き父のように
人間の内なる可能性を信じて行動するバナージと、
自分の家と同じように
可能性を封じる事で安定を得ようとするリディ。



シャンブロとの戦闘のシーンで
それぞれの価値観が
決定的に変わってしまったと分かります。




そして今回、
ある意味、ガンダムUCのテーマの一つであろう、

【血】や【家系】、【親子】

それがかなり大きく取り扱われつつあった気がします。



バナージとビスト家、
オードリーとザビ家、
リディとマーセナス家。



それぞれの繋がりが
一体どうなっていくのか、気になるところです!












さて、
ではでは、

恒例の個人的に気になった場面ですが…。





まず1番最初に気になったのが
マーセナス家から抜け出したオードリーと、
たまたま立ち寄った飲食店【ダイナー】店主との会話でしょうか。




そのシーンの中で、
次のような会話があります。







(赤:オードリー  黒:店主)



全て善意から始まっていることだ


善意?


連邦も移民も、もとは人類を救いたいって善意から始まっている。
会社を儲けさせたり、家族の暮らしをよくしたいと願うのと同じでね


でも、それは、ともすればエゴと呼ぶべきものになります


そうかも知れんがね、それを否定してしまったら、この世は闇だよ。
自分を殺して全体のために働ける奴ってのもいるんだろうが、それはそれで胡散臭い。
ネオ・ジオンのシャアとかな。
『全て人類のためだ』といいながら隕石落としをやる。
本当は人間を好きになったことがない男だったんじゃないかな。


…では、どうすれば?


さぁな。わしらにゃそいつが判らなかった。
努力はしたつもりだが、
結局はツケを先送りにしただけで、
あんたたちに何もしてやれんことを悔いながら生きている。
わしには、その一杯の珈琲を煎れてやるのが精一杯だ





確か
その昔、
ユリウス・カエサルが

いかに悪い結果につながったとされる事例でも、
それがはじめられた当時まで遡れば、
善き意志から発していたのであった



ってことを言ったらしいですが、
店主の言葉はそれに基づいたものなのでしょう。




実際、
人間は『良かれ』と思ってやったことが
回りまわって、何故か悪い結果をもたらすことが往々にしてあります。



それが自分自身の浅はかな考えが原因だったり、
色んな人や物事の動きが複雑に絡み合ったりした結果だったり、色々あるわけです。



でもさ、
少なからずの場合、
人間が『何かをやろう!』って思い立って行動するときって、
何かしらの【希望】とか【望み】を胸に立ち上がるものだよね。



そうした【望み】の全てを
【エゴ】として切り捨ててしまったら、
この世界には【エゴ】と【悪意】しか残らない。



良かれと思ってやった行いが
拙い結果を生み出してしまったとしても、
その過ちを咎めるだけでなく、
その根底にあったはずの【善意】を忘れてはならない。



この店主はそうしたことを言っているのだと思います。



実際、
人の望みや希望を否定してしまったら
この世界にロクな未来はないだろうしね…。





人間ってのは
誰しも程度の差こそあれ、
【起こってしまった結果】ってのを悔いて生きている。


『あの時、ああしてればよかった、こうしてればよかった』


本当は自分のやるべき事があったはずなのに、それをやらなかったから。




この店主とオードリーの会話には
こうした意味合いが含まれているというのも感じました。



だから、
過ぎてしまったことを悔いながら、
自分らが何かをしなかった結果を生きるオードリーに対して、
【一杯の珈琲を淹れてやるので精一杯】って言っているのでしょう。




それに対して、
オードリーは
【自分にやれること】を必死でやっていこうとする、
その覚悟を決めたような表情を見せたのかなと…。



後悔しない為に、ね。




だから、
この店主との会話は
オードリーにとって、
大きく成長するための重要なやり取りだった気がするのですよ。













そして、
次に気になったのは、
やはりというか、なんと言うか…。



砂漠での、バナージとジンネマンの会話です。



ジンネマン


↑この人です!



おそらく、
この【重力の井戸の底で】を視聴したなら、
一番重要なシーンの一つとして感じる場面の一つとして挙げる人も多いでしょう。





ここでは人間の生き方や在り方について、
ジンネマンの価値観を色々と語るシーンなのですが、
そのなかでも特に耳に残るフレーズがあります。


悲しくなくするために生きているはずなのに、
何でだろうな…




この一言が
この前に明かされるジンネマンの過去と今の状況。
そうしたものを考えてしまい、胸にこみ上げるものがあります。



悲しくなくするために生きているのに、
悲しみを生み出す戦争に囚われたままの自分。



そうしたものに対しての矛盾を
自らも抱え込んでいることに対しての発言であるとも取れるし、
人間社会の生み出した矛盾に対しての問いかけでもあるし…。




誰にでも、
そうした矛盾ってあると思うんですよ。
自覚してるか否かはあってもさ…。



そういう意味では
誰もが胸にしている思いを
ハッキリと言葉にしたという点で、
ものすごく印象的な台詞になったのでしょう。



このあと、
バナージは色々と我慢していた感情が抑えきれずに
涙を流すのですが、
そのバナージにかける台詞も痺れます。


『男が人前で泣くもんじゃないって言うんでしょ?』


というバナージの問いかけに、


人を思って流す涙は別だ。
何があっても泣かないってやつを俺は信用しない
 と返します。


カッコいいね!



こうしたやり取りや
後半のバナージを止めようとするシーン等々、
ジンネマンは強さと脆さを兼ねそろえている、
すごく人間的なキャラクターだなぁと思いました。









そして最後の
大型MA《シャンブロ》とユニコーンの戦闘シーン(?)ですよ!




サイコミュの暴走により
復習の怨念に囚われたロニを救うため飛び出すわけですが、
なんと、ここではユニコーンを完全にコントロールしています!




それまでは
NT-Dを暴走させる形で
ガンダム形態(デストロイモード)になっていたのですが、
ここではNT-Dのシステムを完全に押さえ込んで
デストロイモードへの強制移行をキャンセル、
自らの意思でガンダムへと姿を変えるという成長を見せました。



この戦闘のシーンでは
バナージの人間としての成長と、
【ユニコーン】に選ばれた者としての成長、
その双方が見て取れる場面となっております。




その一方で、
ラプラスの箱の真実を知ったリディが
心に闇を抱え込んでしまったことを強く意識させる場面でもあるわけで…。




実はここ、
原作とは大きく異なる展開を見せた場面でもあるわけですが、
どうしてなかなか、
悪くないまとまり方をしていますよ!




一つ文句があるとするなら、
あまり絡みのなかったロニさんのために、
何故バナージがあそこまで必死になったかって所ですが、
それは【親】から何かを【託された】【遺された】者同士、
何か惹かれるものがあったということにしておきます。



バナージは【希望】を託されて、
ロニは【復讐心】を遺されたって違いはあるんだけれどね。





ここでの見所は個人的には二つ。




バナージは
ロニを救いたいと願っていたため、
一切積極的な攻撃行動をしなかったという点と、
ロニが最期に正気を取り戻して、
バナージとリディに対して放ったメガ粒子砲を
自らリフレクタービット(?)をバナージを守るように展開させて防いでいるという点ですよ。



要するに、最期にはバナージの想いはロニさんに通じたわけなんだけど…、ね



ロニさん

↑ロニさん、このシーンではちょっと切ない感じの描かれ方をしてるのもポイント。



まぁ、
ある意味、
誰が悪いでもないシーンなんだけど、
ちょっと悲しくなるシーンだったのですよ…。




とはいえ、
バナージとリディの対比や
バナージの成長をうかがわせるなど、
今後の展開を気にさせるような良い場面だったと思います!









さて、
こうして
ガンダムUCの物語も
中盤へと話が進んできたわけですが、いよいよ来ましたね!




ユニコーン2号機にして【黒いユニコーン】、《バンシィ》!


黒いユニコーン【バンシィ】



純白の1号機【ユニコーン】に比べると、
機体色も漆黒で、
ガンダム形態の展開された角(ブレードアンテナ)の形状も刺々しく、
全体的に威圧的なデザインになっていますね!




episode5では
サブタイトルが【黒いユニコーン】ということもあり、
こちらの《バンシィ》が正式にお目見えになるわけですよ!




それから、
今回の【重力の井戸の底で】で出てきた、
一番多くのガンダムのパイロットを見てきたであろう人、
ブライトさんもバナージに大きな影響を与える一人としてでてきます!



あの、
MSを降りたあと、
ジャーナリストの道を歩んだカイ・シデンまで出てくるという、
ファースト世代必見のお話になっております!



というかさ、
ガンダムUCって、
明らかに【ファースト世代】を意識してる作品だよね!



実際、
原作を手がけた【福井晴敏】さんも
確かファースト世代だったはず…!



最近の【アナザー ガンダム作品】では
あまりなかったような
渋い演出や
キャラクターの内面を匂わせるような描写といい、
宇宙世紀作品の集大成って感じですもの!




まぁ、
昔からよく言うけど、
ガンダムは【好みと年代、性別】によって
好きな作品すごい割れるから何とも言わないけれど、
ワタクシは【ユニコーン】は大好きですよ



ただ、
各々の台詞が
結構深かったり難解さを伴うこともしばしばあったり、
キャラクターの行動や描写だけで表現する場面も多いので、
宇宙世紀シリーズの大まかな歴史を知らなかったり、
ストーリーを追うだけの軽い見方をすると、
内容が薄いように感じる人もいるのかなぁ?
残念だけど…
原作でカットされてる部分も結構あるしね



とはいえ、
個人的には十分楽しんでるので良しとします




映像のクオリティが
尋常じゃないと話題になる今作だけど、
実はBGMもかなり完成度が高くて、
BGMのサウンドトラックを買ってしまおうと思っているのはナイショです




というわけで
次回は【episode5 黒いユニコーン】に関してでも
書いていこうかなと思っております!




まぁ、
このワタクシの個人的な【連続ブログ企画】は
思いっきり書くのに時間がかかってるので(←見直しているため)
またそれなりに時間が取れるときに書くと思う。




というわけで、
また明日からお疲れモードの日々が来ると思うと
微妙にため息が出るワタクシなのでした…





そして、
何か紹介するのに良い動画ないかなぁと探していたら、
ものすごく違和感のある、
さすが某大国製の酷い作品を見つけてしまったので、
あまりのカオスさに爆笑したので紹介します。




てか、
MSのデザインはそのまま【SEED】のフリーダムだし、
BGMにいたってもほぼ丸パクリなのが、さすがといったところでしょうか…?





↓某国製作 【偽機動戦士ガンダム?】








なんていうか、チープさが尋常じゃないね(苦笑)



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Secret

ここのBlogを読んで、気づいてない事に気付かされました。本当、難しい生き物ですね人間ってのは..。ロニさんのところはみてても切なくなります。ロニさん..ユニコーンって、いやガンダムって深い作品ですよね。平成ガンダムしかみたことないんですけどね(SEEDやGはみてないけどw Vは知らないw)

某国はパクっているにも関わらずクオリティがね...(流石ですわ..

リヴ→名無し さん



いらっしゃいませ♪


人間ってのは、
なまじ高度に社会を発展させてしまったが故に、
本当に難しい生き物になってますよね。


作中でも、
描かれていますが、
それぞれの思惑や過去、感情や出来事が複雑に絡まり合って、
為すべきことが見えなかったり、囚われてしまったり…。
ほんと深い作品です。
特に【ユニコーン】はそのあたりの描写や表現が丁寧なので、
色々想像してみると面白いです♪



某国のパチモノは
なんであんなにセンスがないのか、
その理由だけは想像できませんが…(笑)
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プロフィール

・リヴ・ ログイン状態

Author:・リヴ・
現在、名古屋在住の
『まったり生きる』事に憧れる若造。


ゲームしたり、本読んだり、
お散歩したり、サイクリングしたり、
時々、短い『お話』を書いてみたり…。
結構色々やってます。

広く浅くをモットーに清く正しく(?)生活中!

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